映画レビュー:ワンダー
【You are my wonder/ 誰だって可能性に満ち溢れている。そう信じさせてくれる君は奇跡】
【Amazon primeレビュー】
Amazon prime評価:星4.8
【自己採点】92点(100点中)
●やっと観れた作品
この映画はスケジュールが合わなくて劇場では観れなくて残念に思ってたのですが、嬉しい事にAmazon primeに登場してくれたので観ることができました。
映画予告が出始めた頃からなんとなく気になって観てみたいなーと思ってたんですが、それからかなりの時間が経ってしまいました😅
●観てみたら本当に大正解◎
この映画は何度も観たくなる、心が暖かくなる作品でした。
●ストーリー
もう上映も終わってAmazon primeにも出ているので今更あれなんですが、大まかな話としては、
生まれて持った遺伝的な疾患のせいで顔に大きな特徴を持ってしまった主人公のオギー少年は、それまで家庭学習で教育を受けていましたが、10歳になって初めて学校に通う事になります。
多くの同世代の子供たちに自分の特異な顔を見せる事について、ものすごく悩み、恐怖を感じ、さらにはいじめを受けてしまいますが、苦難を乗り越えていく事で、オギー少年の内面を見てくれる人に出会い、そして家庭学習では限られていた学ぶ事の喜びや外の世界で出会う興味が、次第にオギー少年の世界を広げていくという内容になっています。
●周りの人は内面で苦しんでいる
話の中で、オギー少年は外面に苦しむ事になりますが、彼の内面にある純粋な好奇心や素直な性格が次第に周りの人を惹きつけ、その相互作用として彼の成長が周りの人にポジティブな影響を与えていきます。
この映画のいいところは、オギー少年だけを描くのではなく、周りの家族や友人の持つ背景にもスポットライトを当てているところです。
そう、内容は違えど、みんな何か問題を抱えて苦しんでいるんです。オギー君は見てすぐわかる苦しみかもしれませんが、周りの人たちは一見すると普通に見えても、実は見えないところで同じようにどうしようもなく悩み苦しんでいる。
その共通性もこの映画では伝えたいポイントだったと思います。
●いいキャラクター揃い◎
とにかく友人も家族もみんないいキャラしてました!
もちろん同学年にはオギー少年の容姿をやっぱり馬鹿にしたり受け入れない人もいるけど、そんな中でしっかりとオギー君の魅力を知り、友達になってくれる子もいます。
家族のメンバーもすごくいい人たちばかりです。この家族のそれぞれの人柄がなかったらオギー君は学園生活で成功しなかったなって、リアルに思ってしまうほど好きになってしまいました。
個人的には特にお父さん!
俳優はよくコメディー映画で目にするオーウェン・ウィルソンです。お母さん(ジュリア・ロバーツ)ももちろん大事なんですが、お父さんの間々に入る父としてのユーモアと優しさがまた堪らない😆
映画の最後の方に出てくる『喧嘩に勝ったか?』ってオギー君に質問する件は本当大好き❤
嫁ちゃんも言ってたけど、そこの確認大事!
●オギー君は天才子役
正直オギー君の顔のメイクは素人の僕から見ると、本当にリアルで当初メイクだったなんて気づきませんでした。それくらいリアルな容姿だったからこそ、予告から「いったいどんな展開の映画なんだろう??」と興味をそそられたのかもしれません。そんな容姿に頼らず、しっかりと演技で心情を表現したジェイコブ・トレンプレイン君は今注目の天才子役だそうです!
最初はあんまりピンと来てなかったんですか、調べたら過去に観た『ルーム』と『Dr.スリープ』に出ていた!
※オギー君の友達役の子も『フォードvsフェラーリ』に出ている!
●自分だったらどうしよう
自分がオギー君だったら、
自分がオギー君の家族(父、母、兄弟)だったら、
自分がオギー君のクラスメイト、先生だったら、
どう思うか。どう行動するか。
映画を観ながら常に考えさせられました。
正直オギー君だったら心折れてましたね😢
両親だったら学校にオギー君を送り出せてたでしょうか??
それもものすごく勇気がいるし、正解なんてすぐにはわかりません。
でもこの映画では最後にオギー君や周りの人たちが一緒に喜びを共有していました。
それはもっとその先の未来を想像したくなるとっても素敵なハッピーエンドでした✨
『You are my wonder』自分に子供ができたら伝えてみたい。