ayu-chans夫婦の日記

神奈川の自然の中で動物と暮らす共働き夫婦です

ノックをして欲しい

私は3人兄弟の末っ子として育ち、二階に上がるための階段を上りきった正面に自分の部屋がありました。

 

その為、誰かが階段を使う時は必ず私の部屋の前を通るのです。

 

その時の「もしかしたら急に部屋に入ってくるかもしれない」という謎な緊張感が今でも残っています。笑

 

いや、何をされたわけでも無いですし、家族といえど勝手に他の人の部屋に入るような人達ではなかったのですが

 

なんとなく、嫌でしょ?笑

 

だから私も家族だろうがなんだろうが誰かの部屋に入る時は必ずノックするか、入室することを事前に確認をします。(お互いが承知してるなら話は別ですよ)

 

私はそれが普通だと思って生きてきました。

 

だがしかし・・

 

だがしかしだ

ノックをしねーで無理やり入ろうとしてくる大人が多すぎる💢(職場の話です)

 

「鍵がかかってるかもしれない」という気持ちが無さすぎる。

 

思いっきりガチャってドアノブ回して壊れたらどーすんの。

 

という、お昼休みでご飯食べてたら急に業者がゾロゾロ来て不快だったというお話でした。

我が家にうさぎがやってきた(しかも2匹)

お久しぶりです。

 

なんと我が家に新しい家族が増えました❗️

 

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うさぎちゃんです🐇😍✨

 

しかも2匹同時に‼︎

 

思い切ったな〜と自分でも思います。

 

夫に背中を押してもらいました👨

 

以前一緒に暮らしていたボブが天国に行ってから、ようやく次の子を迎え入れる心の準備が出来ました。

 

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↑まだ元気だった頃のボブ。今は天国へ。

 

なんと今回うちに来た子達はどちらも9歳という高齢うさちゃん❗️

 

ボブは8歳で安らかな最期だったから、既に未知の領域!

 

相性が悪いのでケージも放牧する時間も分けています。

 

同じうさぎでも、ボブと違うことも多い。

 

別のうさぎを飼って、ボブがいかに良い子だったのかを知るワタシ。

 

ちょっと寂しくなってしまったのでした。

 

これからはこの子達が少しでも残りのウサ人生を穏やかに過ごせるように頑張ります❗️

映画レビュー:ダークナイト・ライジング

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【真のヒーローは誰の中にもある】

 

【個人採点】78点(100点中)

 

ダークナイトシリーズの完結編!

地に落ちたバットマンの名声。しかし、それでも街を救う為、バットマンは再び立ち上がる!

今回はベイン(トム・ハーディー)が最大の敵として登場。

 

ヒース・レジャーの喪失感

ダークナイトライジングの上映は、予告が出始めた頃からずっと楽しみにしてたんですけど、心の奥底ではやっぱりヒース・レジャーの喪失感がありました。もうあのジョーカーには会えないんだって思うとちょっと悲しくなってしまいましたね。

 

アメリカの情勢を反映

大まかな話としては、悪役のベインがリーグ・オブ・シャドウを引き連れてゴッサムの街を占領してしまい、それにバットマンと有志で集まったゴードン率いる警察官達が立ち向かうという感じですかね。

ベイン、ひいてはその裏にいる影の存在に、街の人々、特に富裕層以外の中級〜下級階級にいる人々が魅了され、何も知らずにいつのまにか街の崩壊に加担してしまいます。

 

この当時は、アメリカで『1%ラリー』という、1%の富裕層がアメリカの富を牛耳っている事に怒った市民がデモを行うという事がおきました。

ほんの少し前にはリーマンショックのような出来事もありましたし、そんな実際にアメリカで起きている出来事が映画の背景として描かれています。

その分リアルに人々が感じる感情が映画の世界観にそのまま映し出され、観ているとどんどん没入していきます。

 

そこで苦境に立たされながらも最後まで街を見捨てなかったバットマンに、救われた気持ちを持った人もいるかもしれません。

 

●残った2人

過去のダークナイトシリーズを通して、バットマンは様々なものを失いました。

お父さん、お母さん、恋人レイチェル、ハービー・デント。

そしてこの映画でもずっと一緒にいた執事のアルフレッドまでブルースの前からいなくなってしまいます。

 

そして最後まで街を救うために立ち続けていたのはバットマンゴッサム市警のジム・ゴードンの2人だけでした。

(ルーシャスはあくまでサポート役)

 

爆発寸前の爆弾を積んだ乗り物“バット”に乗って安全なところまで運ぼうとするバットマンに、声をかけるゴードン。その2人のやりとりは感動しました。

両親を失って失意のどん底に落ちていたブルース少年を一番最初に救ってくれたのがゴードン刑事の優しさでした。

その時に感じたヒーロー像があったからこそ、バットマンは最後まで諦めずに街を守ろうとしたのかもしれません。

 

『ヒーローはどこにでもいる。傷ついた少年の肩にコートを着せ、これが世界の終わりではない、と励ます男のように。』

 

バットマン・ビギンズダークナイトライジングは繋がりが沢山あるんですが、この2人のやりとりが最後に来るというのはグッとくるものがありますね〜😭😭

 

●そして伝説は続く

ダークナイト・シリーズはこれで終わりとなりますが、

バットマンの物語はこの先も色々な形で進んでいきます。

なので有終の美ということではなく、あくまでもその先があるように終わらなければいけないお約束があります。

 

個人的にはちょっと物足りない感じがそこにはしてしまいましたね。

 

ベインのキャラクターや映画の背景にあるテーマなどは深く、映像も壮大でしたが、過去の2作と比べると、例えばアルフレッドがいなくなる流れなどは無理やり感があってあんまり好めない部分もありました。

 

何はともあれ完結したダークナイト・シリーズ。

Blu-rayでビギンズから見始めたらどうしたってダークナイトライジングまで見ちゃうんですけどねw

ラーメン失敗編

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みるからに美味しそうなラーメン。

 

自宅から車で20分くらいのところにあるラーメン屋さん。

 

化学調味料を使わず、麺にはかんすいを使わずに作るというこだわり。

 

以前一度行ってみて美味しかった記憶があったのでもう一度行ってみる事に。

前回は醤油、そして今回は鳥ダシの塩チャーシューメン🍜

 

運ばれたラーメンが↑の写真なんですが、

見た目が美味しさを語り、

香りが食欲をそそり、

麺も艶々✨、

チャーシューもパサパサではなくてもっちり、

スープは丹念に出された鳥のダシが濃厚に、

でも優しいおあじ

やさ、やさし、やさし?、い?、やさ?、塩?、しお?、塩ゼロ?、塩味しない、ただのダシ????ん?😱😱😱😱😱😱😱

 

全然塩たらん!!!!!

 

塩を全く感じない!!

 

なんだこれ?!

さっきマッサージで変なツボ押されたか???(パナソニック、あ、パニック!)

 

ただの麺つけたダシ汁!!!!!

まっず!!!!💀💀💀💀💀💀💀

 

食べれば食べるほど塩が欲しい!

お腹空いてたから大盛りにしちゃった(爆)

地獄☠️☠️☠️

薄味で仕上げられたモチモチのチャーシューのほのかな塩分を頼りに食べるしかないwwwwww

チャーシュー4枚をうまく分杯して麺を食すという新たなスポーツwwwwいや苦行!

 

ラーメン食ったあとに塩舐めたいと思う事ってあるのか??!

 

こんだけ美味しいダシが取れるのに、味がこんなに薄いわけがない!!!

店の兄ちゃんなんか入れ忘れてる😰😰😰

絶対に!😰😰

 

でも気が弱い僕は言えなかったです😭

悔しい、自分に悔しいです😭😭😭😭

 

数年前にも別のラーメン屋で似たような事ありました。

明らかに間違って作ったやろってやつ。

オープンしたてのラーメン屋で頼んだアゴ出しラーメン。

スープが魚の内臓煮たやつみたいな味🤢🤢🤢🤢🤢

おかしいやろ。これ味見したらわかるだろ。出しちゃいけないやつだって。

小学生でもわかるぞこれ!

ラーメンほぼ残して帰りました。

 

でもしばらくして聞いてみると、そのお店はそこそこ人気になったそうです。

(数年してつぶれたそうですが)

絶対覚えたての兄ちゃんが使うスープ間違えたんだ!!!!

 

時々こんな事にあうんですよ、僕😭

そういう運命なのかな。

店の元来持っているポテンシャルというかはミスで生まれた悲劇的なラーメンとの遭遇。

 

悲しいよ。

 

今度からポケットに塩入れてラーメン屋行きます。

そしたらもしスープ薄かったら堂々とラーメンに塩ファサーーーって入れてやりますよ🧂

映画レビュー:1917

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【ある兵士による、命をかけた、“2つ”の命の伝令】

 

【個人採点】82点(100点中)

 

●宣伝に騙されるな!

映画『1917』のパンフレットから引用【まず、誤解のないように言っておくと、本作はワンカットで撮影されたわけではない。だが、それぞれのシーンはすべてワンカットで撮影され、全体が継ぎ目なくつながり、まるで1つの長回しのシーンのように見えるのだ(1919パンフレット,PRODUCTION NOTES,撮影について)】

じゃああの宣伝はなんだったのか!

それ強調されたら観た時困惑するやろ!!

それだったら“全編ワンカット”なんか謳わずにそう言って欲しかった!

正直“全編ワンカット”って聞いた時に、“その必要あるか??”て思いました。

 

●ワンカットについて

とはいっても“各シーンの長回し”は本当に長い回しでしたw

それはそれで新鮮でしたが、途中からそればっかりを気にしてたらストーリーや各シーンの意味するところ見失うなと思って意識するのやめました。

すごく入念にリハーサルをしたそうですし、長回しの分、カメラが動けばそれだけ背景に色々な情報が映り込むのでエキストラやセットの作り込みはすごく気をつけたんではないかなと思います。

パンフレットでも読みましたが、時には台詞のタイミングや登場人物達の距離の寸法に合わせて廃墟やトレンチ(塹壕)の形を調整したそうです。

 

●ストーリー

時は第一次世界大戦、戦線最前線でドイツ軍の仕掛けた罠の網に、そうとは知らずに突入しようとしている部隊を助ける為、突入中止の伝令を届けるという物語。もし突入が阻止できなければ1600人の命が犠牲になるという責任感と、伝令を届ける為にはドイツ軍の残党が潜むエリアを超えなければならないという危険性に立ち向かう2人の兵(ウィルとブレイク)

 

長回しの効果

監督が長回しにこだわった理由としては、映画の臨場感と、伝令を戦前に運ぶための猶予がない差し迫った空気感を伝えるためだったと思いまず。さらに長回しの分、敵兵がいそうなエリアに入ればいつ現れるかわからない切羽詰まった空気にすごくプレッシャーを感じますし、急に銃弾が1つ飛んでくるだけで飛び跳ねるくらいびっくりしました。

 

●2つの伝令、2つの大義

ここからはストーリーについてですが、最終的に伝令を届ける事ができたのはウィルだけでした。

壮絶な危機を乗り越えたウィル。なぜ彼は最後まで諦めなかったのか。

それは兵士として味方の兵士(兵力)を救う為、そしてウィルとして仲間のブレイクの言葉を伝える為の2つの大義を彼が持っていたからです。

そう、ウィルが最前線まで持っていった伝令は将軍が書いた中止の命が書かれた書簡だけではなかったのです。

両方の伝令を届ける事ができたウィルはそれぞれ異なる反応を返されます。

その返された反応の違いも注目するポイントです。

 

●戦争は続くよどこまでも

舞台は1917年で、まだまだそこから1年以上は続く戦争になるとは、そこに登場する人たちは知る由もないでしょうが、観る人にとってはこのストーリー上で沢山の命が救われても、それはひとときでまた多くの命が失われてしまう事を心の奥で感じています。

この映画の伝えたいテーマ的なものは明確にはわかりませんが、その連続する悲劇の中で起きたある兵士の物語をしっかりと描いたと思います。

ちなみにこの物語はサム・メンデス監督が、自身の祖父から伝え聞いた戦争での出来事を参考にしたそうです。

 

ワンシーンとか撮影方法に気を取られてしまうとストーリーでの意図が見えづらくなってきまいますが、あまり意識せずに展開を観ていただければ楽しめる映画だと思います。

ちょっと最後のウィル1人だけのシーンはあんまりこう、伏線とかあったけど、うーーん…て感じでした。

映画レビュー:パラサイト

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【融合とその代償】

 

【個人採点】80点(100点中)

 

アカデミー賞作品賞を受賞してからやっと観る事になりました。

 

素直に観た後の気持ちとしては、作品の良し悪しというよりも、この映画を評価したアカデミー賞の新しい姿勢に感銘を受けました。

一時期投票の不正などの疑惑によって、作品に対する偏った評価が疑われた賞ですが、逆にこの件があったからこそ、生まれ変わった印象を持ちました。

 

個人的には日本も含め久しぶりにアジアの映画を観ました。

やはりハリウッドとは違う、独特のドロっとした生々しい感性や表現が久しぶりで新鮮でした。

 

●この映画のジャンル

友人や他の方のレビューを観ると、この映画のジャンル分けが観る人によって少し異なったり、むしろこの映画にはジャンルなんて存在しないんじゃないかというコメントも散見していました。

僕の個人的な印象でジャンルをつけるとしたら“サスペンス喜劇”かな?

確かにそれ以外にも様々な要素が含まれているので、どんどん足していくとジャンルの塊みたいになりそうですがw

すごく社会派な映画でもあると思います。ミクロからマクロまで、人々の生活から国家間の関係性まで、この世にある、異なるものが共生している状況全てに向けた“サスペンス喜劇”。

 

●パラサイトという現象

あまり細かいストーリーは書きませんが、大まかに言うと、貧困の4人家族(キム家)が身分を偽って裕福な家庭(パク家)に使役として入り込むという話です。

1つの家が、2つの異なる身分の家族が共有する場になり、一見うまくいきかけた共生の図ですが、少しずつ歪みができ、些細なわだかまりが崩壊を招いていく。

ポン・ジュノ監督自身がインタビューで話していますがこの映画では、資本主義の基盤の上で、暮らす我々の社会に存在する“格差社会”、“見えない階級の壁”、“不平等”がストーリーを進める上で大事な要素になっています。

(Jorkerで取り上げた要素と似ていますね)

また監督自身も学生時代に家庭教師を務めて体感した“他人の生活”の印象が強く映画に反映されているそうです。

 

そして作品に度々出てくる階段の存在。この階段は社会の中にある格差の階段を指し示しています。そこをキャラクター達が優雅に上がる。駆け下りる。滑り落ちる。そういった行動的比喩が2つの家族の背景の違いを表していると言えるでしょう。

 

●あくまでも構図を守るため

映画を観ていく中でツッコミどころはありました。

例えばせっかくパク家に入り込んで安定した収入を得始めたのに向上しようとしないキム家の暮らし。せめてホテル暮らしとかすればいいのにと思いました。

が、あくまでも監督は2つの家族が代表する背景を最後まで崩したくないからこそ、そこに変化はもたらさなかったんだと思います、ら

だからこそ展開が少し早めに進んでいったんだと思いますが、それにしても映画自体は長く感じてしまいました。

“想像もつかない結末”を引っ張って引っ張って、これかな?あれかな?と思っていたらどんどん話が続いていってちょっと最後の方は疲れてしまいました😅

 

●日本の映画は終わっているのか?

今回のパラサイトの受賞で日本映画の現状を嘆いている人がいますが、どうなんでしょう?

そんなに沢山いい日本映画はあるかわかんないし、映画館で予告観ても観る気がわく事なんて稀だけど、ちょっと前なら『万引き家族』がカンヌのパルムドールを受賞したりしましたし、ニッチだけど『シン・ゴジラ』も面白かったですよ。

ハリウッドのような視覚的な壮大さで作品を作りたいならアニメで表現するしかないんじゃないだろうか。

それこそアニメシリーズのスピンオフ映画ではなくて、ジブリ映画や少し前の『この世界の片隅に』のようにアニメならではの奥深さや世界観を持って。

その為の働く環境や技術者の金銭的・健康面的ケアはとにかく必須で改善するべき事案だと思いますが、実写の映画界もそうだと思いますが、まずそういった環境さえ良くしてあげればどんどん良くなる気がします。

とにかくアジアの映画がアカデミー賞で評価された。それが希望であり、これから日本の映画も世界の評価を意識したければ、無理にハリウッドの真似はしないで、淡々と作品を作っていけばいいんじゃないでしょうか?