映画レビュー:ナイブズ・アウト
【ネタバレなし/全体の感想のみ】
【薄らな罪とそれを覆い隠すためのつまらない嘘】
【自己採点】76点(100点中)
嫁ちゃんが観たがっていた作品!
そして大好きなダニエル・クレイグが出演している映画。
でも映画については個人的な感想としては、小説のダイジェスト版という感じですかね…😅
なんというかテンポがいいというよりは、もうちょっと詳細というかフォローが欲しい展開がいくつかありました。
キャスト/キャラクター良し
ただ出演しているキャストの人たちはとっても味があってよかったです👍
むしろいい役者でいい設定キャラクター揃いなのでもっと深く掘り下げていくとストーリー全体の深みが増していったような気もしますが、約2時間という限られた時間の中だとこれが限界だったのかな…🤔と変に考えさせられましたw
刃の館も実に魅力的でいろんなアイテムも沢山あったのに、少しは話の中で取り上げられますが、あんまりクローズアップされませんでした。
宣伝とはちょっと期待してたものが違う
映画の宣伝で言っているような推理の醍醐味的な部分も薄かったように思います。
日本人にとっては『金田一少年の事件簿』とか『名探偵コナン』をみて育ったので、終盤には必ず主要キャラが集まって、巧みなトリックが暴かれ、最終的には「犯人はお前だ!」的な流れを期待してしまいますが、
もっと【推理をお楽しみあ〜れ〜🤗✨】な雰囲気ではなくて、例えばヒューマンドラマの部分をメインに添えてくれれば変な期待を持たずに楽しめたのかもしれません。
途中観客席から笑いが漏れるようなコミカルな要素もあって、それも個人的には好きなテイストでした。
推理映画として考えると探偵役のダニエル・クレイグはピンチや活躍も薄かった😅
シリーズ化はアリかも?
ただやり方次第ではこの映画シリーズ化したら面白いかもしれません!
探偵の一見薄い存在から通して映し出される人々の愛憎劇が主題であればの話です。
劇中に出てくる警察の2人もいい役してました👍
探偵が過去に関わったテニス選手の事件もスピンオフ的に取り上げてもいいと思います。
ただし探偵の背景や人間性をあまりメインに持っていく事はおすすめしませんが。
もう一回くらいは観てもいいかもしれませんが、何回もはいいかなって正直思う内容でした。